特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

君たちはどう働くか

2023年8月29日

こんにちは。

宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 ねいろ 」の なかにし です。

昨日は、当事業所「ねいろ」で夏祭りを行いました。写真等がありましたらアップしますね。
ささやかですが、利用者の皆さんと楽しいひと時を過ごせたらと思います。
また、スポーツ用品の製作活動いわゆる生産活動を多く受注しているところです。
月末までには何とか納品出来ればと思い、作業を行っております。今は紐の裁断作業を行ってます。
この生産活動は経費という経費が掛かりません。ここ数年の売上額は以下の通りです。
令和4年度 192,597円
令和3年度 130,781円
令和2年度 167,430円
この収益をすべて利用者の方の工賃として平等に支給しました。
決して多い金額ではないですが、当事業所「ねいろ」が社会から必要とされていることの意義を示せたらと思っております。

しかし、日本の人口は2056年には1億人を割り込むと言われております。
各企業の商品やサービス、行政など、私たちの暮らしのあらゆる分野に訪れる変化とその未来はどうなっていくのでしょうか?
例えば、急速に進化する人口知能(AI)・ロボットは小売りや飲食業の現場を変えようとしております。人手不足への対応だと思いますが、今では配膳ロボットも当たり前に見ることができますよね。
2050年代半ばには、人の能力を超えるAIが売り場を運営する主役になるかもしれないと。
当事業所「ねいろ」の社会的意義もそうですが、人が働くという意義を問いただす、問い直すことが求められそうですね。
これ知ってますか?
2045年までにAIの能力が人の知能を超える「シンギュラリティー(技術的特異点)」を迎えるとの予測があります。将来は顧客のニーズをくみとって、最適な商品を薦めるといった接客もAIが担う時代がくるかもしれません。また、伊藤園は今年の春に、人の喜怒哀楽を読み取る自動販売機の実証実験を実施しました。AIが顔にある7,000カ所の42の筋肉から感情を読み取ります。その時の気持ちが判定されて、飲料が薦められるようです。また、スキルを高めるためのコーチ役としてAIが職場の同僚になったり。人がAIと議論しながら専門性などを高められるようになったりするのでしょうか。
では、人だからこそできる仕事とは何でしょう?
私たちで言えば、社会課題の解決につながるアイデアを考えたり、顔や表情の裏側にあるその人本来の本音の気持ちをくみ取ること。利用者の方やそのご家族の方たちの生活の向上に貢献することを寄り添いながら共に考えていく。
人として温かみのある言葉で共感していくことなどでしょうか。

やはり、私たちの職種はAIによって代替できないと思います。もっと言えば、ロボットなどと単純作業を分担しながらAIの能力を参考にして利用者の方の希望や意思決定を尊重しながら支援していくことになるのではないでしょうか。
さあ、私たちはこれからどう働くのか。

それでは。

宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿【公認心理師】【社会福祉士】