新しい環境に適応するためには
2024年4月16日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
昨日のことですが、当事業所「ねいろ」で送迎中に事故を起こされました。当事業所「ねいろ」の車両が止まっていたところ、後ろから追突されたのです。100:0で相手側に100%過失があるということで、すぐに対応いたしました。
幸いにして、運転手の職員と利用者の方に怪我はありませんでしたが、もうしばらく様子を見て具合が悪くなった場合はすぐに病院へ診察に行けるように対応をしているところです。
また、ぶつけられた車両についてもすぐに修理の依頼をかけました。
事故・トラブルの対応については、「事故トラブル対応マニュアル」に定めておりますが、いつ何時も冷静に対処できるものではありません。
今一度、マニュアルの内容の精査して職員と共有化していき、利用者の方と職員を第一に守れるようにしていきたいと再認識したところです。
交通ルールを遵守していても、相手側から事故を起こされる場合もあります。
十分に気を付けて送迎をしていかなければならないと感じた次第です。
さて、当事業所「ねいろ」にご応募いただいている方が数名いらっしゃることに先ずは感謝申し上げます。面接の日程については、随時一人ひとりに連絡を差し上げているところです。
当事業所「ねいろ」で働いてくれることになりましたら、環境の変化のために心身のエネルギーを消耗します。それは当たり前のことです。緊張もしますし、慣れない仕事で疲れますからね。
精神疾患の中に「適応障がい」というものがあります。これは、環境の変化で不安感などの精神的な症状や学校、職場に行きづらいなど行動面の変化が生じて、社会生活に支障が出る状態のことをいいます。うつ病などの診断がつくほどの重症化はないと言いますが、4月など異動や転居の時期に多いと聞きます。
最近では病気休養する労働者の半数以上が適応障がいの診断を受けているのが実情です。これは、新型コロナウイルス禍での生活環境の変化やストレス耐性のものや受診がしやすくなったことなどが挙げられております。
新たな環境に慣れる期間というのは通常、3か月と言われております。1か月目は新たな環境に身を置いて過多になる時期です。毎日会う人が変わるなか、自分の立場や役割も変わります。
2か月目になると、注力すべきことやそうでないものの優先順位が分かるようになっていきます。そうすると、力の入れ具合を調整して過ごしやすくなっていきます。
最後の3か月目は少し先の事を見通せる感覚が備わる時期です。本当は先のことは分からなくても、今を安全・安心に過ごせている感覚によって、この先も何とかなりそうだと感じられるものです。
これが適応が完了した状態なのです。
大切なのは情報過多の時期の過ごし方です。懸命な時ほどアドレナリン分泌が増えて麻酔にかかったようになって、疲労も感じにくくなります。無意識に全力で過ごしてしまうこともあります。
そうしたときはあえて休息を意識してゆっくりゆっくり慣れていこうという考え方で仕事をしてほしいと思います。
このように、当事業所「ねいろ」では3か月という期間を目途にゆっくりと仕事に慣れていただき、6か月、1年、3年と長い目で支援を深堀りしていただければと思います。慣れない仕事を始めた時は思い通りにいかなかったという経験はみんながしているからですね。
それでは。
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。