働きやすい環境を整えること
2024年9月19日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
「囚人のジレンマ」というものがあります。
これは、ゲーム理論の一つです。
2人の囚人がそれぞれ別室で尋問等を受けて、次のように言われます。
1人が自白してもう1人が自白しないとき、自白した方は無罪で自白しない方が懲役刑(20年)。2人とも自白しない時には、ともに懲役刑(5年)。2人ともに自白した時は、ともに懲役刑(10年)。
この2人は一体どれを選ぶと思いますか?
2人の囚人ともに得をするのは、ともに自白をせずに懲役刑に服す場合です。
これをパレート最適と言います。これは誰も不利益にせずに全体の利益を最大化するもので、お互いの心理を知る寡占状態の企業間などで生じる現象のことをいいます。しかし、多くは懲役刑(20年)を恐れて、ともに自白をして懲役刑(10年)に服します。これがナッシュ均衡なのです。これは各個人にとっての合理的判断を行うことで生じる均衡状態のことを指し、現実にはしばしばこれに至ることがあります。
人は、役割が明確になるとモチベーションが上がり、仕事や時間にエネルギーを注いで没頭する傾向があります。また、仕事へのやりがい、満足感にも繋がりますし、それが組織への愛着心となってくれればありがたいです。
ここで二つの効果をご紹介いたします。
【ピグマリオン効果】と【ゴーレム効果】です。
ピグマリオン効果とは、肯定的な役割を投げかけると、人は他者から期待された通りの人間になろうとする傾向があります。一方、同様に否定的な役割を期待されても、その通りになろうとする傾向があり、これをゴーレム効果と言います。
当事業所「ねいろ」でも、役割として個人の意識付けを大切にして、皆で規範となることによってみんなで労い助け合い、褒め合える職場でありたいと思います。
不満も言えないような職場はなんか奇妙ですよね。。。
人間関係のしがらみが薄い職場の方が人は不満を言いやすく、活発で発展的な議論が生まれやすいなどとも聞きますので組織って難しいですよね。
私個人として思うことは、利用者の方や保護者、事業所から何を期待されているのかを明確にして、その役割を全うする。そうすれば、支援の質も向上し、モチベーションも、職場の空気までも変化していくでしょう。
肯定的な役割の下、それを明確にしていくことが大切だと思っております。
それでは。
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。