特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

働くという幸せのカタチ

2025年2月5日

こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

日本経済は、成長と労働生産性が低迷して、失われた30年というものが続いております。この停滞が続いている中で、幸福感を高める意欲も委縮したようです。先進国で最低水準から抜け出せていないのは日本くらいではないでしょうか。
ウェルビーイング(心身の健康と幸福)
現在の日本は、この幸せではないことが大きいようです。日本人の幸福度というのは先進国の中で最下位なのです。また、自己肯定感も低く、働きがいも低く、さらに自殺率が高いなど様々な課題を抱えております。この根本には、幸せに生きるという発想の不足があるといいます。
石破首相も、国会でこう言っております。
「官民で総合的な幸福度と満足度の指標を設定して、一人ひとりが豊かで幸せな社会の構築を目指す」と表明しているのです。
先日、健康経営のお話をしましたが、社員の健康支援に取り組む中小企業が増え始めております。人員や資金には限りがありますが、課題に優先順位をつけて分野を絞って実施することで人材の定着など成果を上げております。しかし、病気と治療と仕事の両立支援やメンタルヘルス対策、運動の推奨など多岐にわたるために大企業に比べて、中小企業の取り組みは遅れているらしいです。
健康経営に前向きな企業は、社員の信頼感が高まり、人材定着などの効果もあるようです。私たち中小・零細企業というのは、社員数が少なく、人材の代替がききません。よって、健康に配慮するのは当然のことだと思います。
今後、当事業所「ねいろ」でも地域産業保健センターや産業医、外部の専門機関のリソースを活用しながら、この健康経営に取り組んでいかなければならないと感じております。
健康経営の取り組みというのはすぐには成果や収益には結び付きません。しかし、10年から20年先の会社を守ることに繋がることは間違いありません。
利用者の方たちから選ばれる事業所、そして事業継続性が高い施設にしていくことが求められます。

それでは。

宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】