特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

【令和7年4月から】改正育児・介護休業法

2025年2月25日

宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

当事業所「ねいろ」では、現在育児休業を活用している職員がおります。また、過去にも育児休業を取得した職員も数名おります。今や子育てと仕事の両立を後押しする動きというのは広がっております。子どもの看護休暇の拡充や残業免除の対象拡大などを盛り込んだ改正育児・介護休業法が4月から段階的に施行されます。
以下、簡単に改正点をお示しします。
【令和7年4月から】
短時間勤務が難しい仕事をしている3歳未満の子どもを持つ人が代替措置としてテレワークを選べるようになります。事業主は3歳未満の子どもを育てる働き手のためにテレワーク環境を整えることが努力義務となります。これまでは3歳未満の子どもを持つ人だけが対象だった「残業免除」においては小学校入学前まで期間が延びることになります。働く親が残業を求められて断れず、保育園のお迎えなどに間に合わないといったことのないように対処できます。また、帰宅後の夕食の準備などの時間の確保にもつながるでしょう。
さらに、子どもが病気や怪我などをした際に取得できる「子の看護休暇」の対象範囲も広がります。従来は病気や怪我の他、予防接種や健康診断の時に認められていましたが、新たに子どもの入園・卒園式への参加や感染症による学級閉鎖などのときにも利用可能となります。対象も小学校に入るまでだったのが、小学校3年生修了までに引き上げられます。
そして、これまでは勤続6か月未満だと休暇が取得できないケースがありましたが、事業主が対象外にすることはできなくなります。そのために、転職したばかりの人や新入社員でも利用しやすくなります。
今後は、職場での取り組みが問われてきます。働き手不足が深刻な職場が目立ってきており、子育て中の人が休む場合に支える同僚の負担も無視することはできません。しかし、育児と仕事を両立できる環境を整えることはこれからの人材確保の観点からも重要なのです。
当事業所「ねいろ」では、子育てをしながらでもキャリアを築いていける環境を整え、ワークエンゲージメントを高めていければと思います。
当事業所「ねいろ」も改正できるところは改正を行います。短時間勤務制度については定めておりますが、始業時刻などの変更をしてフレックスタイム、時差出勤を導入したり、テレワークはできませんが。。。年に10日以上の養育両立支援休暇の付与をしたりと、柔軟な働き方を実現するために事業所としてできる取り組みを実践していきたいと思います。

それでは。

宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】