労働人口減少のカギ
2025年4月14日
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
一昨日、私はあるスポーツの大会の観戦に行きました。そこで、選手たちの熱い試合を観戦し、一生懸命な姿にとても感動しました。
新しい学校や会社に入る時、希望あふれる未来志向の高ぶりがある方も多いかと思います。私たちは毎日、小さい成功体験をしています。あまりに些細なことなので見過ごしてしまうこともありますが、心の健康のためには少しの間でもいいので、その体験を意識する時間を持つようにすると良いかもしれません。
何かがうまくいくといことは、偶然ではないと思います。それまでに悩んだり工夫したりしたから、そうした良い体験をすることができたのです。大変でも工夫できた自分を意識できると、心というのは元気になってきます。
成功は成功を呼び込むと言われています。それは、成功できた自分を意識することから始まるのです。
昨日の選手の皆さん、苦労している時というのはどうしても心も周りの景色も、雲に覆われたようにどんより感があるかと思います。しかし、日々の成功体験を積み重ねていくことで、物心共に豊かになっていくと私は信じています。
さて、精神障がい者の方は増加傾向にあるといいます。厚生労働省によると、精神障がい者保健福祉手帳を持つ人数は23年度時点で約145万人と、10年間で倍近くも増えています。もともと障がいがない人でも、うつ病や統合失調症などを発症すれば精神障がい者になりうる可能性があります。ASDや注意欠陥多動性障がい(ADHD)などへの認識が進んだ側面もあるといいます。
会社で働く精神障がい者も大きく増えています。厚生労働省が集計した民間企業で雇用されている精神障がい者は24年時点で15万1,000人で、10年前と比べて5.4倍に伸びているのです。
かつては精神障がいのある方は働くなくてもいいという先入観があったようですが、今は企業側が受け入れて一緒に働く経験を積み重ねてきています。
人口が減れば基本的に財・サービスの需要も縮小します。労働力が目減りして供給力が下がったとしても、それに連動して需要も減るのなら人手不足はそこまで深刻にならないはずです。しかし、高齢化が進む日本では、人口が減少しても、医療や介護、福祉など労働集約型の高齢者向けサービスの需要は増えていくでしょう。労働供給は減るのに労働力の需要が高止まりする構図です。
テクノロジーなどの活用も含めて省人化を進めていくことも必要かと思いますが、当事業所「ねいろ」では、障がい者の方たちへの雇用においては能力に見合った処遇が得られる仕組みが作れればと思います。
それでは。
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。