身体づくりは毎日の食事から
2025年4月23日
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
健康のために食事で摂るべきミネラルとして広く知られているのが、骨を作るカルシウム、血圧を安定させるカリウムです。血液中で酸素を運ぶヘモグロビンに含まれる鉄も重要なミネラルとして知られています。最近、そこに「亜鉛」が加わっています。この亜鉛ですが、日本人の10~30%で亜鉛が不足しているといいます。貧血といえば鉄不足ということはよく知られていますが、亜鉛不足は数多くの生命活動に関与するため、不調の原因が亜鉛不足であるのかもしれません。
亜鉛不足によって、免疫機能が低下すると、感染症にかかりやすくなったり、骨を作る働きが低下すれば骨粗しょう症に、皮膚の傷など組織の修復が低下すれば傷が治りにくくなります。また、味覚・嗅覚障がい、成長遅延、視覚障がい、2型糖尿病などとの関係も明らかになっているのです。
では、この亜鉛不足に気づくためにはどうすればよいのか。一般的な健康診断の血液検査では、亜鉛は測定しません。食欲不振や疲労感、肌荒れなどが治りにくいときはかかりつけ医などに相談し、血液検査に亜鉛の項目を加えてもらうことがよいのかもしれません。
亜鉛欠乏症の回復や予防には、食事の改善が重要です。亜鉛は日本人が多く接種する白米や精製小麦粉に含まれる量では不足してしまいます。炭水化物中心の食事といった偏食を改善し、主菜・副菜のバランスのとれた食事を心掛けたいですね。
亜鉛というのは魚介類や肉類、豆類、精製されていない穀類に含まれています。好き嫌いはあるかもしれませんが。。。魚介類ではカキがもっとも豊富に含む食材として知られています。そのほか豚や鶏のレバー、大豆を加工したきな粉、油揚げなども亜鉛を豊富に含みます。毎日の食事に1~2種類、小鉢などで加えると手軽に取り入れやすいと思います。
全身の臓器をサポートしてくれる亜鉛は、不足を改善する食事によって健康な身体つくりに直結しているのです。
当事業所「ねいろ」では、毎日の食事を業務委託により提供しています。主食、副食をクックフリーズ方式によって調理を行い配達してもらっています。外部委託している会社の指定するカロリー、塩分等の栄養価をもとに管理栄養士がチョイスしています。この献立については、当事業所「ねいろ」が決めており、この調理済みの食材を加温して盛り付けて利用者の方たちに提供しています。
今後は、毎日の献立に、この亜鉛が豊富な食材を少しずつ加えていけたらと思います。
それでは。
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。