仕事とジェンダー格差
2023年9月13日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 ねいろ 」の なかにし です。
仕事におけるジェンダー格差(男女間の差)は、今の日本を取り巻く大きな問題の一つです。
そして、それは日本は特に深刻だといいます。
2023年6月、世界経済フォーラムは経済や教育、政治参加など各分野での男女格差を指数化したジェンダーギャップ指数を公表しております。
日本は146か国中、125位みたいです。この低い順位である理由は、仕事におけるジェンダー格差があるからだそうです。
では、なぜ仕事におけるジェンダー格差が問題になるのでしょうか。
当事業所「ねいろ」の職員もそうですが、人はみんなそれぞれ潜在能力を持っております。仕事というのはその潜在能力を生かす重要な場所なのです。
要するに、一人ひとりのほんのわずかな力を終結して、束力で仕事をするのです。
しかし、生まれ持った性別を理由として、仕事の場で十分に潜在能力を生かすことができないとすれば、何が問題なのでしょうか。
さらに、働きに見合った報酬が得られない等といったことがあればどうでしょうか。
正に、これは不公平ですよね。
経済的にみても、みんなの能力を適切に活用しないことは、社会全体にとっての大きな損失となります。
最近は、このジェンダー格差に対する関心は高まりつつあります。
男女の賃金格差、女性の管理職の割合、育休取得率の男女格差、仕事におけるジェンダー格差にまつわるニュースをよく見ます。
しかし、具体的にどの程度の格差があり、なぜ格差が生じるのかは知られていないみたいです。
当事業所「ねいろ」では、職員の男女比率は圧倒的に女性が多いです。
また、男女間の賃金格差というのは基本的にありません。さらに、管理職の割合も女性を積極的に登用しております。
当たり前のことかもしれませんが、仕事をする上で男性なのか女性なのかは関係ありません。共に考え、共に汗を流し、共に自己研鑽に富んでいく。働きやすい環境をみんなで作っていく。職員満足度を高めることで、それがおのずと利用者の方たちへの親切丁寧な支援に繋がっていくと思っております。
これが、当事業所「ねいろ」の職員の姿ではないでしょうか。
今や、障がいを抱えた方たちのニーズも多様化しており、複雑な問題を抱える人たちが地域に多くいます。その方たちが多くの支援を求めてきているのが現状です。
ニーズが多様化すれば、それは医療や支援や相談援助だけではなく、生活支援を含めた全般的な支援が必要となります。
そのためには男女関係なく、様々な価値観、研修の受講による自己研鑽、生活環境の違う職員みんなで協力してくこと。チーム「ねいろ」で連携と取り、専門的な助言を行ったり自由な意見交流と柔軟性をもった考え方が必要だと思います。
利用者の方の考えを理解する方法、保護者の方の意向や考え方の傾聴、何より利用者の方たちの立場と権利を尊重する姿勢が重要だと感じております。
それでは。
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿【公認心理師】【社会福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。