メンタルヘルスのケアに期待できること
2025年3月11日
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
会社・企業のサステナビリティというのは、従業員・職員のサステナビリティを土台としているという言い方もあります。このサステナビリティを達成するためには、闇雲に実践するということでなく、今あるエビデンス(実証されたもの)や考え方などをうまく自分のやり方として取り込んでいくことが大切だと思います。
一人ひとりが個人としてメンタルヘルスの対策に取り組む際、意識しておいた方が良いと思うものがあります。
1.ストレスを知る・管理すること
メンタルヘルスを良好な状態に保つためには、自分自身のストレスに気づき、適切に対処する力が重要です。まずは、自分自身の心と体、行動の変化を観察して、自分のストレスサインを理解することで、早めの対応が可能となります。次に、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスをコントロールする方法を身につけることが必要だと思います。具体的には、リフレーミング(考え方の切り替え)やタイムマネジメントを活用することで、負担を軽減することができます。また、適切に相談して周囲のサポートを得ることも大切だと思います。このようなスキルを身につけることによって、ストレスと上手に向き合い、心身の健康を維持することが出来ます。
2.生活習慣を整える
心身の健康を維持するためには、日々の生活習慣を整えることが不可欠です。まず、睡眠・運動・食事といった基本的なセルフケアを意識することで、ストレス耐性を高めることができます。特に、質の良い睡眠や適度な運動は、心の安定に大きく影響します。また、休むという勇気を持って、仕事とプライベートのバランスをとることも重要だと思います。これはとても大事なことです。オンオフの切り替えを意識して、メリハリのある働き方を実践することで、疲労の蓄積を防ぐことができます。さらに、趣味やリラックス法(マインドフルネス、瞑想、リラクゼーション)を取り入れて、心を整える時間を確保することが大切です。こうした習慣を身につけることで、ストレスに負けない健やかな毎日を送ることができます。
3.周囲との繋がりを活かす
良好なメンタルヘルスを維持するためには、周囲との繋がりを活用して、適切にサポートを受けることが重要です。まず、同僚・上司・家族とのコミュニケーションを大切にして、日頃から信頼関係を築くことで、ストレスを一人で抱え込まない環境を作ることができます。次に【助けを求めることができる力】を身につけて、適切な相談先を知ることが必要だと思います。困ったときに遠慮せずに相談できるスキルを持つことで、問題を早期に解決しやすくなります。また、会社・事業所が提供するメンタルヘルス資源(EAP・カウンセリング・産業医相談など)を積極的に活用することで、専門的な支援を受けることも可能です。周囲との繋がりを意識して、支えながら働くことが心の健康を守る大きな力となるはずですから。
メンタルヘルスのケアを会社として導入することによって、従業員の心身の健康が向上し、会社全体の生産性が高まることが分かっています。従業員の健康がしっかりと管理されている企業というのは、働きやすい環境としての評価も高まり、人材の確保や企業のイメージの向上にも寄与します。
これからは、この持続可能な成長を実現して社会的にも経済的にも大きな利点が得られることができるようにしていかなければならないと感じております。
それでは。
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。