生産活動の収益が上がっております
2023年6月6日
皆さん
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「生活介護事業所 ねいろ 」の なかにし です。
介護と看護の人材は著しく人手が足りなくなると言われております。高齢者の方々がピークになる2043年頃には医療・介護従事者の需要はそのようになるのです。
限られた人材の中で現行のサービスを維持できるのか。そして、人材確保競争が本格化していく中で、処遇改善のみで医療や介護の人手不足を解消できるのでしょうか。
医療や介護、福祉の人材は2040年には1,070万人が必要になると言われております。ところが、担い手の方は労働参加が順調に進んだとしても974万人で、1,070万人には届かないのです。
これでは体制も何もありませんよね。
打開策の一部として、タスクシェアなどが挙げられております。これは、医師業務の一部を看護師らが担うことです。医師不在の時に投薬など看護師ができる行為など今年度中にも示されるかもしれません。
私たち福祉の業界でも、このようにマルチに業務をこなせる人材が必要不可欠になっていくかもしれませんね。
さてさて、当事業所「ねいろ」で行っております生産活動の収益が少しずつですが上がっております。
前年度対比で147.3%を達成し、令和4年度も毎月、すべての利用者の方たちに工賃を支給することができました。今、5月分の工賃の支給準備を進めております。5月の収益は、事業所の前で収穫した農産物を袋詰めして販売をした収益、印刷物の封入作業と発送業務を行った収益、そしてスポーツ用品の縫製作業補助と製品の検査と仕上げ、箱詰め業務における収益がありました。
これもひとえに、協力していただいております会社とご理解をいただいております地域の方々、そして何より職員と利用者の方たちのおかげだと思っております。
どの方々も欠けては成り立たない事業です。こうして5月も利用者の方たちに工賃を支給できることが何より有難く思います。
そして、宮崎市より「提供可能な物品および役務等の把握について」という文書が送られてきました。これは何かというと、宮崎市では、国等による障害者就労施設等からの物品等の調達の推進等に関する法律(平成24年法律第50号。)に基づき、平成25年度より宮崎市障がい者就労施設等からの物品等調達推進方針(以下、「調達方針」という。)を策定し、調達の推進に努めています。
調達方針には調達目標を掲げており、目標を達成するためには、障がい者就労施設等が供給する物品等に関する情報を、庁内で共有することが大切であると考えていますとのことです。
当事業所「ねいろ」は、雑貨(ヘアゴム、弁当箱ゴム)の製作・販売、印刷物折り、印刷物封入等 、農産物の加工・販売、縫製作業補助(畳み作業、裁断、袋詰め等)を行えると報告をしております。
これからも社会と繋がり、社会から必要とされ、事業所として出来ることを皆さんに認知していただき、利用者の方たちへ還元出来ればと思います。
それでは。
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生活介護事業所 ねいろ
事務長 中西 茂寿【公認心理師】【社会福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。