特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

素晴らしきかな人生と思いたいです

2023年6月7日

皆さん
こんにちは。

宮崎市大橋にあります「生活介護事業所 ねいろ 」の なかにし です。

本日の宮崎日日新聞より
旧優生保護法下で障がい者らが不妊手術を強いられた問題では、被害に遭われた方たちに一時金を支給することになっております。しかし、これには期限があるようです。2024年4月が請求期限となっております。これを5年を軸に延長しようと検討しており、臨時国会に法改正案の提出を目指しているとのことです。
被害に遭われた方たちはどれほどつらい思いをされたか、そしてこの通知をどのくらいの人に周知されているのか。自身が救済対象者だと知らない人も多いと聞きます。

添付資料を見てください。
旧優生保護法とは、過酷な人権侵害なのです。
私はこの文面を見て、涙が出そうになりました。人として家族を持ち、その温かみに触れ、子孫を残していく。この普通のことが出来ないのです。。。
かつての社会福祉では「保護」や「慈悲」を優先してきましたが、現在では人間らしい生活のための「権利保障」としての福祉が定着しております。
さらに、障がい福祉サービスは、2013年に従来の「措置制度」から「支援費制度」へと大きく転換しました。「措置制度」では行政がサービスの利用先や内容などを決めておりましたが、「支援費制度」では障がいを持った方たちの「自己決定」に基づきサービスの利用が出来るようになっております。

ソーシャルロール・バロリゼーション
社会的に低い役割が与えられている障がい者などの社会的マイノリティ(社会的少数者)に対して、高い社会的役割を与え、なおかつそれを維持するように能力を高めるように促すこと

ノーマライゼーション
障がい者や社会的マイノリティの人たちに一般市民と同じ普通の生活や権利が保障されるように環境を整備すること

誰しもが自分らしく生きていける社会にしていきます。
ああ素晴らしい人生だったと思いたいですもんね。

それでは。

宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生活介護事業所 ねいろ
事務長 中西 茂寿【公認心理師】【社会福祉士】