特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

呼吸と心身の不調

2025年3月18日

宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

コミュニケーションには、言葉以外のコミュニケーションが持つ癒しの力というのがあるようです。コミュニケーションでは、表情や視線、姿勢など、言葉を通さない方が大きい役割を果たしているといわれております。しかし、私たちは日々の生活でどうしても言葉に頼ってしまいがちです。自分の考えを伝えるあまり、一方的に伝えてしまうことがあります。しかし、一方的に話すでのは、いくら大切なことでも、自分の思いは相手に伝わらないこともあります。
時に、上半身を大げさなくらい動かして自分の気持ちを表現してみてはいかがでしょうか。そうすれば、自分の思いが伝わりやすくなるかもしれません。相手にどう見えているのかを少し意識してみるというのも大切かもしれませんね。

さて、呼吸は元気の源だということを聞きます。
呼吸はエネルギーを作り出すために空気中から酸素を取り込み、細胞の代謝によって生じた二酸化炭素を排出するプロセスです。酸素と二酸化炭素を交換するのは肺ですが、肺自体には筋肉がないため、自力で動くことはできません。肺の周りにある筋肉群=呼吸筋が動くことで、肺が膨らんだりしぼんだりして交換できるようになっています。
現代の人の多くはストレスやパソコン・スマートフォン使用時の悪い姿勢などによって、浅く速い呼吸が習慣化されていると言います。これは横隔膜が使えていないらしいです。本来の呼吸というのは、横隔膜が上下することだといっても過言はないのです。横隔膜をしっかりと動かせば、深くゆったりとした呼吸ができるのです。逆に、横隔膜の呼吸ができないと感染症やアレルギー疾患のリスクが増え、肩こりや腰痛のリスクが増え、細胞の酸素不足によって各臓器の機能低下や慢性的な体調不良のリスクが増えて、交感神経が優位になりストレスが増えると言われております。
そこで、横隔膜を使えるように以下のトレーニングをお勧めします。
1、仰向けに寝て膝を立て、胸とお腹に手をあてる。口をすぼめて6~9秒かけてゆっくりと息を吐く。
2.吐き切ったら3秒息を止める
3.鼻の奥から3秒かけて軽く息を吸う
深くゆっくりした横隔膜呼吸をすると、自律神経のうち副交感神経優位となり、リラックスモードに導いてくれます。自律神経をコントロールしてイライラした時こそ、横隔膜の呼吸を心掛けてみませんか。

それでは。

宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】